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地震についての豆知識
■地震を感じて1分経過したら大丈夫
地震が起こるとまずタテ揺れに続いてヨコ揺れがやってきます。タテ揺れ(タテ波)はヨコ揺れ(ヨコ波)に対し1.7倍の速さで伝わるからです。タテ波からヨコ波までの時間が20秒だとするとそれに7〜8倍した値の140km〜160km離れた地点が震源地と推定できます。
多くの場合強いヨコ揺れによって建物は倒壊しますが、地震を感じ1分経過しても家屋が壊れないということは「ヨコ波が到着しても揺れが弱い」か「ヨコ波が到着していない」かのどちらかであり仮にヨコ波が到着していない場合でもその地震は遥か遠方で起こっており、大地震でも遠方なので家が壊れるような揺れにならないと考えられます。

■つながらない電話
災害後には平常の50倍以上の見舞電話が殺到するため、電話がつながりにくくなります。これを「輻輳」(ふくそう)といいます。また、携帯メールは有効と考えられます。
輻輳は携帯電話から始まり、やがて一般電話に波及します。
緑とグレーの公衆電話は災害時に優先電話として使えるようになっています(ピンク電話は不可)。
NTTの「171:災害用伝言ダイヤル」は災害時の電話の輻輳を抑え、かつ家族や親戚との安否連絡を可能にする有効手段です。

■遠くの病院を目指す
災害医療では1人の医療スタッフが多数の患者に対処することになります。そのため、軽傷者や救命不可能と思われる重症患者は治療の対象から外されます。大混乱の被災病院で不安な思いで何時間も待つよりも、被災地外の病院を目指すことを考えましょう。断層線から直角に遠ざかるほど、あたたかく受け入れてくれるでしょう。

■弱者への配慮
赤ちゃんや高齢者、重病人など弱者にとっては震度4の揺れでも命取りになります。寝室では蛍光灯の下にならないようベッドを配置し、ベッドよりも高いタンスなどの家具は置かず、棚や額縁なども外して落下物や倒壊物の恐れのないようにしましょう。

■電気の復旧時に注意
地震によって停電が起こり、復旧時に電気器具が原因の火事が多発します。コンセントを抜いたりブレーカーを落とすことを心がけ、電気の復旧時にはすべての電気器具を注意して点検しましょう。

■災害を受けたら
震災をはじめ、火災や水害等で被害を受けたら「罹(り)災証明」を受けましょう。これは市区町村役場や消防署が発行する災害の証明書で、市町村の清掃局に焼残物の片付けを依頼する場合や、保険請求・税の減免等の際に必要になります。


あらかじめ実施しておくべきこと
地震が起こったときは
運転中に地震が起こったときは
地震についての豆知識
地震時の対応


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